Windows Embedded 8 Standard において、Windows Update がエラー 8007000E で失敗する現象の対処方法をご紹介します。
Windows Embedded 8 Standard において、Windows Update がエラー 8007000E で失敗する現象が報告されております。この現象の修正を 2020 年 8 月のロールアップ更新プログラム (KB4571736) でリリースいたしました。
当該現象が確認されている端末にて、KB4571736 (または以降のロールアップ更新プログラム) を適用することで改善が見込めます。すでに現象が発生している環境では、上記更新プログラムを Windows Update カタログ サイトから手動でダウンロードし、適用ください。
修正される現象について、改めて以下にご紹介させていただきます。
KB4571736 適用によって修正される現象
Windows Embedded 8 Standard で Windows Update の 「更新プログラムの確認」 をクリックすると、以下の様に 8007000E エラー (E_OUTOFMEMORY、メモリ不足) で失敗します。
この現象は、どの環境でも再現するわけではありません。また、KB4571736 がリリースされるまでに Windows Update で配布される修正プログラムの重複の除外により、配布される容量の削減も行われ、再現率も低下しております。しかしながら、弊社で以下の条件の Hyper-V 仮想マシンで環境構築すれば、x86 でも x64 でも再現することを確認しました。
- 世代の指定で 「第 1 世代」 を選択
- メモリの割り当てで 「2048 MB」 を指定
- Windows Embedded 8 Standard のテンプレートに 「ThinClient」 を選択
以上の内容がお役に立てば幸いです。
変更履歴
2020/08/13 created by Tsuda